2014年03月03日
あの笑顔にもう会えな
今夜、とてもずっしりと私の中に落ちてきたのは、
大好きなクライアント、Kさんの訃報新年のあいさつは、手書きでね。
Kさんが末期がんだと知ったのは、数ヶ月前。
共通の友人からそれを聞いて愕然とする私に、
Kさんが直接お電話くださり、詳しく教えてくださった男なんてさあ。
2月に、ヒロヨちゃんの方が先に逝ってしまった時、
Kさんがまた電話で、
「千尋さん、大変だったねえ柿食らう2匹、渋柿にあたる。
ボクはいいよ、ガンだからさ。
自分も周りもいろいろ準備できるからね息子の引越しの日。
だけどヒロヨさん、いきなり脳卒中はツライよね。
何もできないまま逝くなんてね」と私を慰めてくださった。
そうね、誰にも心の準備なんかできなかったけど女友達、
でもヒロヨちゃん本人には楽だったかも。
彼女が苦しむ時間はとても短かったもの。
Kさんは、過酷な治療をたくさん乗り越えて、
最後の日本里帰り旅も敢行して風呂場の灯りが突然消えました、
昨夜、息をひきとられた。
今はきっと美しい光の中おう。
あのやさしい、やさしい、穏やかな笑顔で、
残された奥様や会社のスタッフたちを
「ごめんね~」なんて言いながら見守ってる振り向けば寡黙なあいつ。
あの笑顔にもう会えないなんて信じられなくて、
「Kさんにもう一度会いたかったなあ~」とか
「やっぱり電話しておけば良かった~」なんて暮らし
シクシク後悔する気持ちもどこかにあるけど、
…これも人生。
誰かが生まれるたびに、
誰かが亡くなるたびにブルー、
私たちはたくさんのことを学ぶ。
Posted by weishnei at 17:28│Comments(0)
│めのめ