2015年05月06日

法制局が過去に

 まず日本では、徴兵制度は起きないだろうと思っているんだけどね。

以前、スペインにいた頃は徴兵制があって、18歳から35歳までの間に二年間の義務だった。それが一年になり10ヶ月になり失くなって、現在は志願制になっている。廃止については随分議論があって継続論もあったのよね。

 兵役拒否が合法的に認められ、代替役務の社会奉仕を選択できたんだけど、奉仕は養護老人ホームから児童施設、清掃局もあってそこでの経験は社会を学ぶ<dermesのにいいことだと云う意見もあった。ただ湾岸戦争があって、徴兵家族の反対デモや廃止運動もあって廃止に至ったのね。

 西ヨーロッパ諸国では冷戦終了後から2000年代初頭にかけて次々と徴兵制を廃止して、イギリス・フランス・イタリア・スペイン・ポルトガル・オランダ・ベルギーは志願制に移康泰領隊行していった。

 旧社会主義国だったチェコやスロバキア、ハンガリー、ルーマニアもEUやNATOに加盟すると、ほぼ同時に徴兵制を廃止。中国では志願者でまかなわれているため行われていない。ロシアでも、志願制への移行が本格的に検討され流れとなっているが。米国は志願制となっていても、貧困家庭の子弟が大学の奨学金や推薦の為に志願するともされて、強制でなくとも公平感は薄い。

ベトナムは二年、くじ引きで決めるタイ、韓国も最康泰領隊低二年、北朝鮮のように10年もの徴兵制度がある国もあって。イスラエルでは女性にも徴兵制度が適応されている。
 赤い部分が徴兵制殿ある国

 ちょっと変わっているのはマレーシアで、国民全員ではなく、コンピューターによって無作為に選ばれた男女が3ヶ月間共同生活をする。他の国の徴兵制とは違って軍事的色彩は薄く、社会奉仕活動のようなものがメインになっている。

 日本では、内閣法制局が過去に「徴兵・兵役は日本国憲法第18条で禁じている“意に反する苦役”であり」違憲だという見解を示しているんだけど。

 軍隊の教育効果って、戦後すぐから繰り返し論じられていて、石原慎太郎氏や一部の政治家、著名人から徴兵制度の復活を主張する声が上がってきているのが現状。

 徴兵制復活論のほとんどは、俗的な若者論で少年犯罪や社会のモラルの低下やら、若者の無気力な引きこもりやニート(フリーター、パラサイト)なんかの要因に徴兵制の廃止や教育勅語の失効があると、“軍隊で根性を叩き直すべし”と主張する"ようなものが多いんだけど。



Posted by weishnei at 18:37│Comments(0)
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